奨学金700万円を抱えて休職した僕の体験談

うつ病

こんにちは!ななひゃくと申します

毎月の奨学金返済は大きな負担ですよね

僕も現在進行形で奨学金を返済しているので、その気持ちはよく分かります

月々の返済をしていると、「もし病気や怪我で働けなくなったらどうなってしまうんだろう…」と思うことはありませんか?

今回は、僕の休職中の生活また復帰までの体験談を紹介します

最後にもし休職してしまった時にやった方が良いことを3つ挙げているので、よかったら参考にしてみてください

新卒でうつ病にかかり、休職してから復帰まで

気球 

僕は新卒でうつ病にかかり、約3か月半の休職を経験しています 

今回は、休職から復帰までの経緯を説明していこうと思います

新卒で入社して、うつで休職するまでの経緯は下記の記事に詳しくまとめているので、興味があれば参考にしてみてください

休職直後から1ヶ月

休職直後は、体調がとても悪く何もせずにひたすら寝ている日々が続いていました

ほぼ寝たきりでしたね 食事とトイレ、入浴以外はほぼ寝ていたと思います

たまに起き出して何かしようとする時もありましたが、全く集中力が続かず、倦怠感が強すぎてそれどころではありませんでした

またこの時期には、自責の感情にも悩まされていました

「本当に自分は休んで良かったのだろうか?」

「この程度で休職なんて甘えではないか?」

「色々な人に迷惑をかけて、自分はダメな人間だ」

など自分を責める言葉がグルグル頭の中を巡っていましたね

今振り返ってみると明らかにおかしい状態だったので休職して正解だったのですが、この時は休んでいる自分を責めることが多かったです

この時期は、主治医の先生にとても助けられました

主治医の先生に上記の自分の状態について相談したところ、

「うつ病の人は、嵐の中で遭難しているようなものです。そんな時に何もしないという選択は全く悪い事ではないですよ。ゆっくり治していきましょう。」

と、とても優しい言葉をかけていただき救われたのを覚えています

こうして、ほぼ何もしないまま休職1ヶ月目が過ぎていきました

休職1か月目から3ヶ月

1ヶ月が過ぎると、少しずつ体調が戻ってくるのが実感できるようになりました

もともと1番のストレス源が職場の人間関係だったため、そこから離れてゆっくり休んだことが良かったんだと思います

少しずつ布団から出られるようにもなってきて、体調が良い時には散歩などの軽い運動もするようになりました

この頃は自責の感情は弱くなってきたのですが、代わりに焦りの感情が出てくるようになります

少し動けるようになったせいで、

「動けるんだから復職に向けて何かやらなきゃ…」

と気が焦り、新しい事に手を出すようになります

読書や知識の復習、新しい勉強など色々なことをやろうとしました

が、ことごとく失敗

当然ですよね まだ病み上がりですらないのですから

この時も、主治医の先生の言葉に救われました

自分の状態を相談すると、

「何かやらなきゃと思うのはまだ治っていない証拠 暇だから何かやってみるか、くらいの状態になってから動くくらいでちょうどいいんです ゆっくりで大丈夫ですよ」

と再び優しい言葉をかけていただきました

この言葉をかけてもらってからは、焦る気持ちをグッと抑えて、休養に専念できるようになります

休職3ヶ月目からは、1日中本を読める程度には回復し、長めの外出もできるようになりました

ついに復職

休職3ヶ月目くらいから、復職に向けた話を人事やエリアマネージャーとするようになります

復職の条件に、

  • 前の店舗には戻さない
  • 最初は時短で少しずつ戻していく

ということを挙げて、人事もそれを了承してくれました

そして、休職から3ヶ月半後、別の店舗でついに復職を果たします

変わった先の店舗の方々はとても良い人で、前の職場とは比べものにならないくらいに良い環境でした

復職してからすぐはブランクを感じることも多くて、すぐに疲れてしまいましたが、同僚の方が心良くサポートしてくれたおかげでなんとか働けました

そして、今現在もこの店舗で働いています

時短はもう解除になっており、通常勤務で働けています

クリニックへの通院は続けておりまだ治療中の身ではありますが、職場環境が良いこともあり、通常の体調まで戻ってきました

今後も無理ないペースで働いていきたいと思います

休職中にやった方がいい事3選

浜辺

この章では、僕の経験から休職中にやっておいた方が良いことを3つ選んで紹介していきます

それは、以下の通りです

とにかく休養する

傷病手当金、返済猶予など、各種手続き

不安ならば、リワークプログラムに参加する

以下、個別解説していきます

とにかく休養する

まずはなんといってもこれですね

当たり前ですが、休職期間中はとにかくゆっくり休みましょう 

そんなの当然じゃないか、と思うかもしれませんが、実際に休職してみるとこれが意外と難しいことなんです

僕の場合もそうでしたが、何もせずに休んでいる自分に対して罪悪感を感じてしまうんですよね

「もっとつらい思いをしている人もいるのに、自分だけ休んでいていいのか?」

と自分を責めてしまい、中々ゆっくりと体を休めることができません

また、復職への焦りも休養の邪魔をします

少し体が元気になってくると、とにかく何かやらなくちゃ!と、気持ちばっかり焦るようになります

当然体はまだついていかずに空回りをし、「やっぱり自分はダメなんだ…」とかえって自信を無くしてしまうということが僕もよくありました

この自責と焦りの感情に共通して言えるのが、

何もせずにゆっくり休むことを悪いことだ、と捉えているという点です

これはもう声を大にして言いたいのですが、

疲れた時に休むことは全く悪いことではありません!

僕の主治医の先生の言葉をもう一度引用させてもらいますが、メンタルを病んでいる人は嵐の中で遭難してしまっているようなものなんです

そんな時に、安全な場所で体を休めて、嵐がおさまるのを待つのは何も悪いことではありません

体をゆっくり休めていれば、今まで見えなかった光が見えてくる時はきっときます

休職期間に入ったら、まずはもう飽きるくらいまでゆっくり休んでください

傷病手当金や奨学金返済猶予などの各種手続き

いくら体をゆっくり休めた方がいいと言われても、収入の不安はどうしてもありますよね

特に、僕のように奨学金を抱えている人の中には、収入が途絶えてしまったら返済が滞ってしまう…と心配する人も多いかと思います

ただ、収入が減った、あるいは途絶えてしまった人が頼ることができる制度はたくさんあります

その1つが傷病手当金制度です

 

傷病手当金とは、病気や怪我で働けなくなってしまった時の生活を最低限補償してくれる制度です

働いていた時にもらっていた給与の平均に対して2/3をかけた額が最長1年半支給されます

僕は、休職期間中にこの傷病手当金制度を利用して給付を受けていました

給付額は18万円程度でしたね

給与収入と比べると少ないですが、実家暮らしで支出が少なかったのもあり、これで十分生活ができました

奨学金もこの中から払っており、返済が滞ることもありませんでした

もし収入が減ってしまい、どうしても奨学金の返済ができない、といった場合は返還額の減額手続きや、返還猶予手続きなどもあります

もし、返済が苦しくなった場合にはこのような制度を頼ってもよいでしょう

減額制度や猶予手続きについては、当ブログでも別記事で詳しく書こうと思っています

復職が不安ならば、リワークプログラムに参加する

最後は、リワークプログラムについてです

一言で言えば、復職に向けたリハビリのようなものですね

僕は休職期間が3ヶ月半と比較的短かったため利用はしませんでしたが、もっと長い期間休んだ方は利用することもあるようです

実施している場所は、通院している医療機関や行政が行なっている地域障害者職業センター、さらには企業内でリワークプログラムを実施しているところもあります

個人的には、今までずっと診てもらっている先生のところで継続した支援を受けるのが良いのではないかと思いますけどね

具体的な実施内容としては、

  • 久しぶりの集団生活に慣れるためのレクリエーション
  • 再発防止のための疾病教育、心理療法
  • 実際の仕事を想定した軽作業、オフィスワーク

などがあります

また、定期的にリワークに通うことで、生活リズムを取り戻す目的もあるようです

いきなり職場に復帰してやっていけるだろうか…と不安を感じている方は、通院している医療機関での支援を受けてみてはいかがでしょうか?

まとめ

この記事では、僕の休職期間中の体験談を紹介しました

色々と説明させていただきましたが、1番伝えたいのは、ゆっくり休むことの大切さです

体が回復しない限りは、次の段階には行けません

まずはゆっくりと、心と体を休めることを優先してください

最後まで読んでいただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました